心づくしの料理、おいしいワイン
そして
笑顔のおもてなしをご用意して
お待ちしております

Greeting

ごあいさつ

東京での修行を終え、いわきに帰り、自分の店を開いたのが1987年の秋。早いもので、30年近くになります。
「食」を取り巻く環境も、ずいぶん変わりました。
「おいしい料理を楽しんでもらいたい」という気持ちは変わりませんが食材に対する考え方はずいぶん変わったように思います。

日本は世界の国々の食材が自由に集められる国。
若いころは「トレンド」なる言葉に乗って、色々な食材を使いもしました。しかし、日本各地から、世界各地から食材を集められるということは「季節感」や「はしり」「旬」といったことに対して知らず知らずのうちに鈍感になっていくということではないでしょうか。

ふと気がつけば、地元には無農薬でおいしい野菜を作っている農家もある。地元の漁港では、毎日新鮮な魚介の水揚げがある。
このせっかくの「地の利」を使わないのはもったいなさ過ぎます。
(昔は無農薬野菜はとにかく高くて、ごく一部の人達のものでしたし、地元の魚介を使いたくても、一個店の料理人が、漁港の競りに参加できるなんて思ってもいなかったのです。)

こうして、野菜は地元の、可能な限り無農薬のもの、魚介は、店から一番近い漁港の「沼之内漁港」で、自分で競り落としたものを使うようになりました。

無農薬野菜の甘さ、旨さは「目から鱗」でしたし、もちろん、活きのいい魚をさばくときの手触り、焼いているときの香り、焼き上がった魚の旨さは、言うまでもありません。

野菜に関しては、まだまだ無農薬だけでやっている農家が少なかったので、2002年の秋から、100坪の畑を借りて、自分で有機無農薬の野菜作りを始めました。

今は、地元の季節季節の旬の食材でコース料理を組み立てています。
肉だけは、地元だけに絞るには数が少ないことと、熟成させておいしくさせる・・・という面があるのでフランス鴨やスペインのイベリコ豚なども使っています。ですが、併せて地元の肉も少しずつ発掘していきたいと思っています。

食材、料理に向き合うことは楽しいことですが、長く店を続けていると、その他に様々なことも起こります。

2007年。開店時から20年近く使ってきた「コルドン・ブルー」という店名が商標権の問題で使えなくなってしまいました。(料理学校などを展開するヨーロッパの会社がこの名を商標登録していたからです)
人生、何があるかわからないものです(笑)。

2007年3月1日から「レストラン シェ 栗崎」と名前が変わりました。着るものは変わってもハートは変わりません。
おいしいものを食べて暮らしたい。
おいしいものを提供したいという気持ちは変わるはずもないのです。

Chez Kurisaki オーナーシェフ
栗崎 透

追記

「いわきの美味しい魚」の復活を信じます

当店から車で15分ほどの沼之内漁港。当店の魚介料理を支えてくれていた漁港です。当店で提供する魚介料理は、ほぼすべてこの沼之内漁港でシェフ栗崎が競り落としてきたものでした。

すぐ近くに海があり、漁港があるという幸運。これをありがたく享受しながら、沼の内漁港水揚げの魚介たちとの蜜月時代が続いていました。

そんな中、2011年3月11日に起こった未曽有の大震災。

少しずつ復興が進む東北の海岸線ですが、いわきの海だけは、原発事故のために取り残されました。すでに5年の歳月が流れましたが、いわきの漁業復活はまだなされていません。

海岸に立てば、海は昔と変わらずキラキラと輝き、海の中にはたくさんの魚が泳いでいるのでしょうけれど。

2013年10月からいわきでも試験操業が始まりましたが、限定された魚種で量もわずか。当店のような一般の競り人は買う事ができません。悔しいけれど、安全な海域の魚介を仕入れ、提供しているのが現状です。

1日も早くいわきの海がかつての健全さを取り戻し、海岸線に活力がみなぎり、携わる人たちに笑顔が戻り、新鮮で美味しいいわきの魚をお客様に提供できる日が来ることを願ってやみません。

Toru Kurisaki

シェフ 栗崎 透

飲食業の入り口は厨房ではなくフロアサーヴィスのアルバイト(東京での学生時代)。料理を作る方に強い興味を感じ、都内のいくつかのフレンチレストランで修行後いわきに帰り、25歳の時にいわき市平谷川瀬に「ビストロ コルドン・ブルー」をオープン。
趣味は登山。夏は畑仕事と山歩きで常に真っ黒い顔しています。
好きなワインはカルベネ・ソーヴィニオン主体のボルドー。

Yoko Kurisaki

ソムリエール 栗崎 容子

昔は全くの下戸であったが、シェフの特訓により(?)28歳ごろから少しずつ飲めるようになり、2000年に日本ソムリエ協会認定ソムリエの資格を、2005年にシニアソムリエの資格を取得。安くておいしいワインを発掘する、動物的な嗅覚を持つ・・・と思っている。
趣味は夫唱婦随で(?)登山。
好きなワインはブルゴーニュのピノ・ノワール。
料理に寄りそうようなワインが好き。

震災後は、この夫婦二人だけで営業しています。常に仲良く、時にはケンカしながら。
シェフの作る料理とソムリエールの選ぶワインのマリアージュのように。

ブログで自家畑について書いています。

ブログでワインについて書いています。

History

ヒストリー

シェ 栗崎(旧店名 Cordon-Bleu:コルドンブルー)はテナント1階の小さな店舗から始まりました。

1987年10月いわき市平谷川瀬に「Bistrot Cordon-Bleu(ビストロ・コルドン・ブルー)」としてオープン。
1992年11月同・平南白土に移転。「ひげシェフの洋食館 コルドン・ブルー」とカジュアルフレンチらしいサブネームに。
2001年 1月建物は同じながら席数をグッと減らして。初心に帰って(?)二人だけで、予約制に。「Restaurant Cordon-Bleu」(レストラン コルドン・ブルー)
2002年 秋店から車で7、8分の高久に、100坪の畑を借りて、無農薬・無化学肥料で野菜作りをスタート。(徐々に畑を借り足して、現在は約300坪)
2007年3月1日「コルドン・ブルー」の名が商標権の問題で使えなくなり、店名を「Restaurant Chez Kurisaki」(レストラン シェ 栗崎)と変更。新しい名前でリニューアルスタート。  

ページトップへ